ボートレース三国(三国競艇場)

三国競艇場|

ボートレース三国とは

福井県坂井市にある競艇場で、本州にある競艇場のうち唯一日本海側に位置するのが特徴です。
マスコットキャラクターは、北陸の名産品・越前ガニをモチーフにした「カニ坊」です。
地元出身の有名選手は、今垣光太郎選手や中島孝平選手、松田祐季選手などが挙げられます。

そんなボートレース三国は、1953年4月14日に武生三国モーターボート競走施行組合(現在の越前三国競艇企業団)が主催となり、九頭竜川河口付近に開場したのが始まりです。
当初は「九頭竜の三角波」と呼ばれるほど全国有数の難水面でしたが、1966年に移転が決定し、1968年に現在の場所に移動しました。
とはいえ、現在の場所も風の影響を受けやすく、難水面であることに変わりはありません。
そのためボートレース三国の水面を得意とする選手は、風に強い選手といえます。

水面特徴

ボートレース三国の水質は淡水で、モーターの強い機体が有利になりやすい特徴があります。
また、海水と違い浮力がないため、体重が軽い選手のほうがパフォーマンスを発揮しやすくなります。
そして、潮の満ち引きによる水面変動がないこともポイントです。
一見すると走りやすく思えますが、淡水の中でも硬めなことから、走りにくく感じる選手も多いようです。

そんなボートレース三国は、インが強いことで知られています。
元々ボートレースはインコースが有利ですが、それに加えてスタートラインの幅が全国トップクラスの広さであることも関係しています。
これによりアウトからの「まくり」が決まらずらく、その間にインが逃げ切るというレース展開になりやすいのです。現に1コースの1着率が高く、決まり手も「逃げ」が多いというデータが出ています。

また日本海に近く、風の影響を受けやすいこともインが強くなる要因の1つです。
夏は日本海から海風・冬はシベリア寒気団から北風が強く吹くため、1年を通して追い風の日が多くなります
その結果、インが主導権を握ったレース展開になりやすいのです。

主要レース

ボートレース三国で開催される主要レースとして、周年記念競走(GⅠ)の「北陸艇王決戦」、企業杯競走(GⅢ)の「スズキ・カープラザカップ」などがあります。
また、GWに開催される「GW三国ボートフェスタ」、正月に開催される「初夢賞」のような一般戦、新鋭リーグ戦「ヤングヒーロー決定戦」、女子リーグ戦「クイーンカップ決定戦」などの様々な名レースが行われます。

SG(スペシャルグレード)の有無

ボートレース三国ではSGが行なわれることもありますが、開催数は他の競艇場に比べ少ないです
2020年11月現在までに開催されたのは「第41回モーターボート記念競走」「第3回オーシャンカップ」「第20回オーシャンカップ」の3回です。

施設概要

ボートレース三国は、B1・1~3Fの全4フロア構成です。

B1にはインフォメーションスポットがあり、鉄道・高速道路利用者サービスの利用申込が可能です。
当日の領収書や往復切符の復券を提示することで、ペアシート招待券を貰うことができます。

1Fは、メインフロアとなります。
青と白を基調とした内装で、2マーク側の1号館と1マーク側の2号館に分かれています。
1号館に入ると「オーシャンホール」が広がっており、投票所や一般席が設けられています。また、レースをより至近距離で観戦したい方は、屋外の芝生スペースに出ることも可能です。
2号館にも投票所が用意されていますが、日によっては閉鎖されていることがあるため、留意する必要があります。
また、レストランや売店、ラウンジなどもあるので、腹ごしらえや休憩したいときにも困ることはありません。

2Fは、一般席と投票所が設けられているフロアです。
1Fの一般席と合計すると4,000席以上となるので、問題なく座って見ることができるでしょう。
また、映像ホールも用意されており、大型モニターでレースを観戦することができます。
ただし、こちらの席は直接競走水面を見ることはできません。
そのほか、キッズルームやレディースラウンジが設けられているのもポイントです。
子供連れの方や女性同士で来た方も、くつろぎながらボートレースを楽しむことができます。

3Fは、有料指定席が設けられているフロアです。
指定席の種類は、2人掛けの椅子があるペアシート席(1,000円)、4人で楽しめるグループ席(2,000円)、6~10人で盛り上がれる団体席(3,000円)の3種類。
鉄道・高速道路利用者サービスを使った場合は、ペアシート席で観戦可能です。
そのほかレストランや自販機、喫煙スペースなどもあるので、休憩しながらの長時間観戦ができます。

アクセス方法

電車場合

  • JR北陸本線「芦屋温泉駅」下車 無料送迎バス15分またはタクシーで約10分

※無料送迎バスの運行スケジュールは、ボートレース三国の公式ホームページをご覧ください。

場合

  • 北陸自動車道「金津IC」から約15分
  • 北陸自動車道「丸岡IC」から約30分
  • 北陸自動車道「加賀IC」から約30分

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