ボートレース児島(児島競艇場)

児島競艇場|

ボートレース児島とは

岡山県倉敷市の瀬戸内海沿いにある競艇場で、1952年、瀬戸大橋が開通する36年前に開場した歴史ある競艇場です。
第1施行者を倉敷市、第2施行者を備南競艇事業組合としています。
マスコットキャラクターはアヒルをモチーフにした「ガァ~コ」。

水面特徴

ボートレース児島の水面は海水です。
通常、海水は水質が柔らかく浮力があるため、体重が重い選手でも不利になりにくいという特徴がありますが、この競艇場においては、選手の体重差が大きく影響することはないとされています。
というのも、水質以上に潮の満ち引きがレースに大きな影響を及ぼすためです。

ボートレース児島の水面には瀬戸内海を利用していることや、クセの少ない平均的なレイアウトとなっていることから、潮の満ち引きの影響を受けやすい特徴があります。
例えば、満潮時は水位が大幅に上昇し、波やうねりが生じやすくなります。
水面が荒れている状態では全速力でのターンが難しく、センターからの「まくり」がなかなかうまく決まりません。
その結果、元々有利とされるインコースが、そのまま「イン逃げ」を決めやすくなります
実際に1号艇の1着率は、一年を通して50%前後をキープしています。これは、1号艇の1着率が全国で最も高いボートレース大村に次ぐ勝率といわれています。

一方、干潮時は穏やかな水面になるのが特徴です。
スピード勝負に持ち込みやすくなり、センターの「まくり差し」の成功率が高まります
現にボートレース児島の3コースの勝率は、全国でもトップクラスの数値を記録しています。
また、モーターのパワー差が勝敗に直結しやすくもなるため、各機体の性能についても押さえたうえで予想することをオススメします。

このようにボートレース児島は、潮の満ち引きによりレース展開や着順が変わりやすい競艇場です。
ボートレース児島の公式ホームページには「潮汐表」が掲載されているので、事前にチェックしておきましょう。

主要レース

周年記念競走(GI)として、毎年11月頃に「キングカップ」が開催されます。
また、同じく年に1回開催される企業杯競走(GⅢ)「シモデンカップ」も要チェックです。
その他にはマスコットキャラクターにちなんだ「ガァ~コカップ」、GWに開催される「鷲羽杯競走」、お盆のレース「天領杯競走」など一般戦も数多く行われています。

SG(スペシャルグレード)の有無

ボートレース児島における初のSG開催は、1968年の「第14回モーターボート記念競走」です。
それ以降「総理大臣杯競走」「チャレンジカップ競走」「グランドチャンピオン決定戦競走」など、様々なSGが行われています。

施設概要

ボートレース児島は、全5フロア構成です。
2F以外の4フロアに観覧席があり、そのうち1F・3F、それから4Fの一部の観覧席は無料で利用できます。

メインフロアである1Fには、無料の屋外観覧席が設けられています。
白熱したレースを至近距離で観戦することができます。
この屋外観覧席にはパラソル・テーブルが設置されたデッキ席もあるため、日差しが強い日なども安心です。
また、観覧席以外にも注目すべき施設が充実しています。
例えば、入場口を入ってすぐ左にあるインフォメーションセンター「ガァ~ゴの部屋」もその1つ。施設案内や各種受付を行っているほか、マスコットキャラクター「ガァ~ゴ」の関連グッズも多数販売しています。
この他にも、様々なイベントの開催会場に使われる「イベントホール」、小さい子ども向けの玩具が用意されている「ガァ~ゴランド」などがあります。

2Fは1Fに比べるとシンプルで、大型の食堂「サルビア」と展示コーナーのみで構成されています。サルビアは安くて美味しいメニューが揃っており、1日10食限定の特別メニューもあります。
ただし、営業時間は15時までなので注意が必要です。

3Fは、無料の観覧席がメインのフロアです。
2マーク側から1マーク側にかけて、ズラリと観覧席が並んでいます。
そのうち、2マーク側に女性・カップル席がある点に注目です。
また、大型モニターが設置されたラウンジがあり、そこでオッズなどの様々な情報を確認することができます。

4Fも3F同様、観覧席がメインのフロアです。
見晴らしがよく、競走水面はもちろんのこと、瀬戸内海の美しい景色を眺めることもできます。
ただし、1マーク側が有料の指定席となっている点に注意が必要です。
2マーク側に無料の自由席が設けられているので、間違えないように気を付けましょう。

5Fは、会員制有料席「ロイヤルルーム」が設けられたフロアです。通常、利用するには年会費12万円を別途支払ったうえで、当日の利用料金を支払う必要があります。
ただし料金は高くなりますが、非会員の方が当日料金を支払って利用することもできます。
部屋数・席数は限られているため、興味がある方は早めに予約することをオススメします。

アクセス方法

電車場合

  • JR瀬戸大橋線「児島駅」下車 無料送迎バス約3分

※無料送迎バスの運行スケジュールは、ボートレース児島の公式ホームページをご覧ください。

ボートレース児島では、JRをご利用の方に「JR復路運賃支払いサービス」を提供しています。
復路の運賃を浮かせることができるので、電車を利用する方はサービスを受けることをオススメします。

開門から13時までの間に、第1投票所または第34投票所で受付を済ませましょう。

  • 事前に乗車駅でJR普通往復乗車券を購入すること
  • 支払い金額が最大2,000円までであること

以上が条件となります。

場合

  • 瀬戸中央自動車道「児島IC」から約3分

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