ボートレース鳴門(鳴門競艇場)

鳴門競艇場|

ボートレース鳴門とは

徳島県鳴門市の海沿いにある競艇場です。
鳴門海峡付近の海を、そのまま水面として利用しているのが特徴です。
1953年4月24日に開場したものの、規模が小さいこともあり、SGをはじめとする大きなレースは開催されませんでした。
しかし、2009年4月にプレミアムGⅠ「競艇名人戦競走」が開催されます。
2016年には施設の改修をし、新たにスタンドを設置。これにより、売上高が向上しました。
また、同年に本場初となるSG開催を果たし、注目を集めました。
今後に期待がかかる競艇場の1つといえるでしょう。

そんなボートレース鳴門のマスコットキャラクターは、鯛をモチーフにした「なるちゃん」です。
施設のリニューアルオープンに合わせ、デザインが一新されています。

水面特徴

ボートレース鳴門の水面は海を利用しているため、水質は海水です。水が柔らかく浮力があることから、体重が重い選手が有利に走れます。

かつては、全競艇場の中でも1,2を争うほどコースが狭かったボートレース鳴門。特に1マークのバック側が狭く、センターやアウトからの「まくり」が困難とされていました。
コースにより極端に有利・不利の差があったことが、長年SGが開催されなかった要因の1つと考えられます。
しかし、施設リニューアルにより1マークのバック側が広くなったことで、その問題点はなくなりました。
現在は「まくり」も決まりやすく、“イン絶対”の環境ではなくなっています。
とはいえ、依然としてインの1着率が高い状態が続いています。

また、海を利用していることから、風や潮の影響で水面が荒れやすい点もポイントです。
特に冬場は強い追い風が吹きやすく、水面が大きく荒れます。満潮時は尚更荒れやすく、安定板を装着するレースも少なくありません。
そのため、波をうまく乗りこなす選手や環境に慣れた地元レーサーなど、対応力のある選手に注目して予想するといいでしょう。

主要レース

毎年開催される周年記念競走(GⅠ)として、「大渦大賞」があります。
また、企業杯競走(GⅢ)として、大塚製薬の看板商品を冠した「オロナミンCカップ競走」が毎年行われます。
その他には、女子リーグ戦「渦の女王決定戦競走」、一般戦「松竹杯競走」「日本モーターボート選手会会長杯競走」「渦王杯競走」などが有名です。

加えて、2010年6月からは「ドーンと勝負!鳴門の3段ロケットレース!」が開催されているのも見どころです。これは、ボートレース鳴門で開催されるレース(SG、GⅠを除く)の1R・3R・5Rで行われる企画レースです。
1Rは1号艇・4号艇にA級選手、3R・5Rは1号艇にA級選手が出場し、残りの枠にB級選手が出場します。

SG(スペシャルグレード)の有無

ボートレース鳴門では、2016年に「第21回オーシャンカップ競走」、2017年に「第27回グランドチャンピオン決定戦競走」が開催されました。
SGの開催回数は、全競艇場の中でも少なめです。

施設概要

2016年のリニューアルオープンで新しく生まれ変わったボートレース鳴門。
1F・3F・4Fの3フロア構成です。

1Fは、屋外に一般席が設けられているフロアです。
2マーク側、大時計の隣に海上ステージ、エントランス内に「なるちゃんステージ」があり、イベント時は多くの観覧客で賑わいます。
また、フードコートや売店、子連れの方に嬉しい授乳室、キッズルームなどを完備している点も注目です。
売店にはマスコットキャラクター「なるちゃん」のグッズが数多く販売されているので、興味がある方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。

3Fは、屋内に観戦スペースが設けられているフロアです。
2マーク側に無料の一般席、1マーク側に有料指定席「オーシャンシート」があります。
オーシャンシートにはシングル席・ペア席が用意されているので、家族や友人、恋人と来た方も一緒にボートレースを楽しむことができます。
とはいえ、シングル席も仕切りはあるものの、2席1組の状態です。ペア席が埋まっている場合でも、一緒に楽しく観戦できるでしょう。
オーシャンシートの指定席券は、指定席入口で購入できます。
空席状況を表示している巨大モニターがあるので、先にどのあたりの席を取るか決めておくことでスムーズに購入できます。

4Fは、有料指定席「ロイヤルシート」「特別室」が設けられたフロアです。
ロイヤルシートには、シングル席と4人まで座ることができるグループ席があります。
また、いずれのタイプを利用した場合でも、フリードリンクや予想新聞の無料配布、昼食の注文・配達など嬉しいサービスが特典で付いてきます。
一方の特別室は、8人~25人で利用可能な大部屋です。
仲間内で盛り上がりながら観戦できるほか、フリードリンクや茶菓子のケータリングなど様々な特典付き。大人数でボートレースを楽しみたい方は、ぜひとも押さえておきたいところです。
ただし、特別席は1室のみとなっています。
利用希望日の30日前から事前予約を受け付けているので、早めに申し込むことをオススメします。

アクセス方法

電車場合

  • JR鳴門線「鳴門駅」下車 無料送迎バス約5分
  • JR高徳線「徳島駅」下車 無料送迎バス約30分

※無料送迎バスの運行スケジュールは、ボートレース鳴門の公式ホームページをご覧ください。

場合

  • 神戸淡路鳴門自動車道「鳴門北IC」から約8分