近江翔吾(28=香川)が地元の大将格として意地を見せました。

5コースから展開をまんまと突いて2M先取りに成功し、今年2度目・通算10度目のVをつかみました。
人気を背負った石丸海渡(28=香川)は2着、3着には入海馨(25=岡山)が大外を克服して入線と、波乱の結末で幕を閉じました。

進入は落ち着いた3対3の枠なり。
4カドの鈴谷一平(27=兵庫)がスリット後に伸びてカド猛攻。
これにインの石丸は抵抗する形になり、絶好の差し場を突いた近江がバックで石丸と並びます。
2Mは石丸の動きを見て堅実に舟を運び、そのままゴールまで駆け抜けました。

「仕上がりは変わらず特徴はなく普通でした。鈴谷選手の伸びが違っていたので、この展開しか考えてなかった。スタートが遅れて、もっとバックで抜けていなければいけなかったけど、2Mは(石丸が)全速で来るかなと思いました。」と、仕上がりこそ威張れる動きではありませんでしたが、冷静なハンドリングが光りました。

次走は9日から14日までG1児島周年に出走予定です。
「次が記念なのでしっかり勝てるようにいきます。」と上の舞台での活躍を誓いました。